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5月19日 雲仙殉教祭

   

 5月19日(日)雲仙メモリアルホールを会場に、長崎大司教区主催、長崎北地区評議会担当の雲仙殉教祭が行われた。

 13時開会。ミサに先立ち、滑石小教区の子どもたちによる信徒発見物語『あゝ、サンタ・マリアさま!』の朗読劇の映像が上映され、皆聴き入っていた。ミサは、中村倫明大司教の主司式、約30人の司祭団の共同司式のもと、各地から多くの信者が参加して行われた。

 大司教は説教の中で、名作『アラジン』の主題歌「A whole new world(まったく新しい世界)」とストーリーを紹介し、「今日は聖霊降臨のお祝い日でもあります。考えれば、聖霊降臨こそまったく新しい世界です」と語った。そして、「自分のためではなく人のために」三つ目の願いを使った物語の主人公を引き、教会も人々のためにあると述べ、私たちがすでに与えられている聖霊をもっと意識し信頼し、その導きに従うようにと説いた。最後に、聖霊の恵みのうちに神にすべてをゆだね信仰を証しした雲仙の殉教者たちについて語り、「殉教者とともに神様は確かにおられた。聖霊は注がれていた。ここに天国があった。今日、雲仙殉教者たちをたたえながら、私たちも神様のみ旨に従い、人のために生きるという私たちの使命を確認して恵みを願いましょう」と呼びかけた。

 ミサ後、参加者は雲仙地獄のキリシタン殉教記念碑まで徒歩巡礼をし、記念碑そばの十字架に向かって祈りをささげた。

 

 写真は、雲仙メモリアルホールの様子、ミサ入堂、朗読、説教する中村大司教、多くの参加者が祈るミサの様子、キリシタン殉教記念碑前での祈り、雲仙地獄。