7月23日 『旅』の終わり150周年記念 高校生による演劇上演『岩永マキ物語』

      

 浦上四番崩れによって浦上信徒らが全国22カ所に流配された出来事『旅』からの帰還150周年にあたり、長崎大司教区は5月のロザリオ行列とミサに続いて、7月23日(日)に記念行事を行った。今回は長崎県高等学校文化連盟演劇専門部の協力を得て、長崎県内5つの高校(純心女子、長崎南山、海星、県立長崎北、創成館)の演劇部員約50人が「岩永マキ物語~Great Mother」の舞台づくりに携わり上演された。会場となった浦上教会には出演者とスタッフを含め学校・教会関係者ら約800人が集まり、皆で感動を分かち合った。

 物語は現代の場面から始まり、被爆者・澄子に被爆体験をインタビューする中で浦上キリシタンの〝受難〟について語られるところとなり、澄子が伝え聞いた話を表現する形で進む。信徒発見から浦上四番崩れ、『旅』。『旅』から帰還した一人で日本の福祉事業の礎を築いたといわれる岩永マキ(1849~1920年)が人々のために奔走し亡くなるまでが描かれ、終演後は高校生の熱演に大きな拍手が送られた。

 写真…(1枚目)上演に先立ち主催者代表としてあいさつする中村倫明大司教。上演のために協力してくださった方々と来場してくださった方々に感謝の言葉を述べた。
(2枚目)続いて長崎南山学園理事長・校長の西 経一師があいさつし、さまざまな方面での多大な協力に謝意を表すとともに、開演にあたり「緊張している生徒たちのために、今一度頑張れの拍手をお願いしたいと思います」と語った。
(3~6枚目)高校生の皆さんによる舞台の様子。
(7枚目)終演後、拍手に応える出演者の皆さん。

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