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8月9日 平和祈願ミサ(浦上小教区主催)

 昨年から続く新型コロナウイルスの影響により、長崎大司教区が主催する8月9日の平和祈願祭は昨年同様、今年も中止となったが、長崎中地区を中心とする各小教区ではそれぞれにミサや祈りがささげられた。

 8月9日(月)浦上教会では、小教区主催の平和祈願ミサが行われた。ミサに先立ち18時、被爆マリア像と被爆十字架が奉納され、祭壇の両脇に据えられた。続いて聖堂前方のスクリーンに、教皇フランシスコが来崎時、爆心地公園で核兵器に関するメッセージを述べた際の映像が映し出された。その後、小学生の子どもたちによる紙芝居の朗読があった。紙芝居は、今年4月に93歳で亡くなった小崎登明修道士(コンベンツアル聖フランシスコ修道会)の被爆体験を描いた『原爆を見た17歳の夏』。皆、真剣な表情で視聴した。

 そしてロザリオを一連唱えた後、18時半からミサが始まった。髙見三明大司教が主司式をし、今年7月に来日し着任したばかりの新駐日教皇庁大使レオ・ボッカルディ大司教と参事官のヴェチェスラヴ・トゥミル神父、酒井俊弘補佐司教(大阪教区)、中村倫明補佐司教、6人の司祭団が共同司式を務めた。

 被爆76年にあたり、平和の実現への思いを新たに皆で祈りをささげた。