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8月9日 平和祈願祭

 原爆72年を迎えた今年8月9日、長崎大司教区は平和祈願ミサと平和集会を行い、原爆と戦争で亡くなった人々のため、また、世界平和の実現を願って祈りをささげた。

 昨年に続き、子どもたちの参加を意識した典礼で進められた平和祈願祭。今年のテーマは「神よ、わたしをあなたの平和のために用いてください」。午後6時から浦上教会でのミサは髙見三明大司教が主司式をし、8人の司教団と50人余の司祭団が共同司式した。韓国、広島、大分からも巡礼団が訪れ、約1千人が共に祈った。祭壇そばには、今年5月に出現100周年を迎えたファティマの聖母のご像と、爆撃に遭って頭部のみが残ったゲルニカの被爆マリア像(レプリカ)と浦上教会の被爆マリア像が据えられ、参加者は皆、聖母の取り次ぎを願って祈った。髙見大司教は、平和を求め、考え、自分にできる何らかの貢献をすることはキリスト信者の務めだと説いた。ミサ後は平和公園まで被爆マリア像を先頭にしたたいまつ行列、公園ではみことばの朗読と子どもたちによる祈りへの招きがあった。