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10月25日 お告げのマリア修道会主催「ナザレの会 IN 旧出津救助院」

 お告げのマリア修道会が主催するナザレの会(2016年度ポスター・9月5日更新)が10月25日、旧出津救助院で行われました。以下、「ナザレの会 IN 旧出津救助院 10月号」から紹介掲載します。 (長崎教区広報委員会)

 

 

「すべての人の救いを願い、わたしはあなたを待ち望む。」 典礼聖歌より

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 すっかり涼しくなった10月25日(火)、旧出津救助院で10月のナザレの会が行われました。

 参加者は市内から男性3名、女性4名、スタッフ2名、計9名。恵みの秋雨といわんばかりに途中雨にも見舞われましたが、み言葉に耳を傾け、それぞれの心の中で、その味わいを深める秋のひと時となりました。

 

天の国は、神の慈しみに満ちあふれている。

~福音解説より~

 マタイ20章は19章の継続内容で、「ぶどう園の労働者」のたとえ話ではじまります。

 マタイ19章では、永遠のいのちを求める弟子や金持ちの青年に、神の国を得るためには、謙遜であれとイエスは諭しました。しかし弟子たちはこの世の価値観や常識で、神の国を理解しようとして、さらにギブ&テイクを求めました。これに対しイエスは、この世の価値観からかけ離れた「ぶどう園の主人」の姿を示したのです。一日中働き人を求めて探し歩く主人。どの労働者にも、同じ条件で報酬を支払う主人。その寛大な姿は弟子たちだけでなく、私達をも諭しているようです。「ヤコブとヨハネの母の願い」でも、人より誰が一番に利益を受ける者になれるのか、そんな事ばかりが、人の関心事として興味を集めているかのようです。では私達は天の国をどの様に考えているのでしょうか。神様の無条件の、時間的区別もない、すべての人の救いを望む大きな愛を、むなしいこの世の価値観や、自分の物差しで見失っていないでしょうか。そんな問いかけに、日々の生活を振り返りながら、参加者と聖書に耳を傾けました。

 

「人の子は、・・・引き渡される。彼らは死刑を宣告して異邦人に引き渡す。人の子を侮辱し、鞭打ち、十字架につけるためである。そして、人の子は三日目に復活する。」マタイ20・18節~

 

 神の国の福音を宣べ伝えるために、イエス様は弟子たちを宣教に派遣し、ご自分のあとを担うようにと教育されてきました。そんな彼らが、最後のエルサレムの旅を迎えているのに、まだ神の国の事を理解できていないと感じられる会話のやり取りをします。受難の予告をするイエス様の心はどうだったでしょうか。それはもちろん私達にも言えることなのですが、繰り返し頂くみ言葉のメッセージを、イエス様が求めるように理解することができているのか、自身を振り返る必要があるようです。

 先日、長崎セントラルで公開された映画「祈りの力」をご覧になった方もいた様ですが、私たちは時折、この世の価値観に支配されて、みことばを自分の定規ではかり、自分中心に判断することがあります。しかし、本当にみことばを生きるためには、エリコの盲人のようにキリストに目を開いてもらわなければなりません。そうでなければ、キリストのように考え、キリストのように生きることはできません。そんな話を聞きながら、あっという間に時間が過ぎて、祈りの集いになりました。

 

みことばはわたしたちと共に

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 祈りの集いでは今回初めて参加した方もいましたが、常連の参加者に助けられながら、普段より短めの静かな祈りの時を過ごしました。「最初は緊張しましたが、少しずつ聖書の言葉が心に入ってくるようになり、お祈りができて良かったです。」とか、「(心に残った)み言葉選びができて、良かったです。」など、短い祈りの中でも、それぞれが自分の言葉で祈ったり、個人の祈りをささげたりすることができました。また、食後には救助院の中をシスター赤窄に案内していただき、説明を聞いたりして皆さん大変喜んで帰路につかれました。

 

ナザレの会で人気の、お食事処「ヴォスロール」ランチメニュー、10月バージョン!!

 参加者やスタッフ以外にも、人気のこのコーナー。み言葉を食べた後は、こんな天国を味わうのもいかが?

 10月は季節感あふれるお料理と共に、準備してくださる日宇さんの温かいおもてなしで、体も満たされました。

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 きのこの三種ピラフ、アジと合いびきミンチのイガクリあげ、野菜のチャキンしぼり、さつまいもとりんご・干しぶどうのゆうこう抱き、ブルーベリーとしょうがパン、ドロさま畑の紅茶とミントのブレンドティー、野菜サラダ、フランスガモの燻製、里芋のスープ。

 

〈スタッフ後記〉
今回も皆様のご協力で、み言葉をともに味わう時間を持つことができました。これからも、一人でも多くの人と、み言葉を分かち合うことができればと思います。

 次回のナザレの会は本部にて11月26日(土)13:00~です。12月は、22日(木)旧出津救助院です。

 皆様のおいでを心よりお待ちしております。