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2月21日更新 【長崎教区の信者の皆様へ】ロザリオの祈り「旅する教会の神秘」の奨励について

 先日2月18日に、長崎教区の信者の皆様へ中村倫明大司教よりお知らせがありました。各小教区を通してすでにお聞きになっていると思いますが、このページに掲載いたしますので、どうぞご確認ください。

2023-02-18付 長崎教区の信者の皆様へ.pdf

2018年長崎大司教認可 ロザリオの祈り「旅する教会の神秘」.pdf


2023.2.18(土)

長崎教区の信者の皆様

カトリック長崎大司教区
大司教 ペトロ中村倫明

ロザリオの祈り「旅する教会の神秘」の奨励について

十 主の平安

 間もなく四旬節を迎えます。皆様にとって今年も恵みに満ち溢れた復活の季節を迎える事ができますように。

 さて、1868年1月に近代国家・明治政府が誕生しましたが、新政府は豊臣秀吉から始まった「伴天連追放令」(1587年)や江戸幕府による「キリシタン禁教令」(1614年)を継続し、キリスト教禁止の高札を立て続けました。この高札は1873年2月24日にようやく撤去となりました。今から150年前です。これを機に信教の自由が認められ、密かに信仰を守っていた信者たちは、声を大にして祈りをささげることができるようになりました。また長崎浦上においては、浦上四番崩れによって各地に流配された信者たちが4月から8月にかけて浦上へと帰ってきました。浦上の信徒たちはこの流配を「旅」と呼びました。

 そこで、「旅」の終わりから今年、150周年を迎えるにあたり、この年を信仰の喜びを新たにする年にしたいと思います。記念行事等は、その内容と日程が決まり次第お知らせいたします。

 まずは、高札撤去によっての「信教の自由」を喜び感謝するために、2月24日(金)にロザリオの祈りをお捧げください。その時に、またその後も度々、2018年の「『旅』の始まり150周年記念の年」に長崎教区で認可されたロザリオの祈り「旅する教会の神秘」を利用なされますことをお勧めいたします。

 なお、潜伏時代に毎週土曜日に密かに集まって(サバト寄り)ロザリオを唱えていたことから、毎週土曜日にこの「旅する教会の神秘」を黙想しながら、ロザリオを唱えることをお勧めいたします。


 浦上教会の「信仰の礎(いしずえ)」記念碑