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7月12日更新 「元和(げんな)の大殉教」400周年記念祭のお知らせ

 本日「元和の大殉教」400周年記念祭に関するお知らせがありましたので、お伝えいたします。

2022-07-12付 元和の大殉教400周年記念祭(趣意書).pdf

関連する過去のお知らせページへ → 6月28日更新 「元和(げんな)の大殉教」について学びましょう


2022年7月12日

「元和(げんな)の大殉教」400周年記念祭(趣意書)

元和の大殉教400周年記念祭実行委員会

委員長 中村 倫明 大司教

 毎年9月10日は日本205福者殉教者の記念日です。1622(元和8)年9月10日に長崎西坂の丘にて55名(うち52名は福者)が火刑・斬首され、「元和の大殉教」と呼ばれています。今年で400年目を迎えます。長崎の地は日本二十六聖人の殉教をはじめ、多くのキリシタンが殉教した土地です。彼らはその信仰をなによりの宝とし、死を前に恨み言ではなく、神への賛美と感謝のうちに、命の限り神の愛を人々にあかししました。

 1981年に来崎された聖ヨハネ・パウロⅡ世教皇は、西坂・殉教の丘を訪れ、「数多くの殉教者たちは、自分たちの苦しみと死によってこの土地を更に聖なる土地とした」と述べられ、その地を「至福の丘」と呼ばれました。また、2019年に来崎されたフランシスコ教皇は「この聖地は、死についてよりも、命の勝利について語ります」と述べられ、「ここは何よりも復活を告げる場所です」と語られました。殉教の丘は、過去の輝かしい遺業を偲ぶことにとどまるためではなく、殉教者の信仰と愛が今もこの地を訪れる人々の魂を揺さぶり、神の愛に目覚めさせる場所です。

 今年、元和の大殉教400周年を記念するわたしたちキリスト者にとっては、新たな回心の時として自らの信仰を誇りとし、福音宣教の熱意を新たに燃え立たせる時としたいものです。そのためにもわたしたちは、この元和の大殉教を遂げられた殉教者たちのあかしに耳を傾け、福音の喜びを噛みしめ、主の証人としての信仰の歩みを新たにいたしましょう。

 実行委員会では、コロナ禍の記念行事となるため、幾分の制限付きとなることをご了承願いながら、下記の日程で「元和の大殉教」について学び、400周年記念ミサを行うよう計画中です。皆様にとって恵みの時となりますように。

2022年7月24日(日)14:00~15:30(開館13:30)

 場 所:

  オンライン(当日のみのライブ配信となります)

  カトリックセンターホール(80人限定:事前申し込みが必要)

 テーマ:「元和の大殉教図」が私たちに語ること

 講 師:純心大学 Sr.片岡瑠美子 学長、金成根 講師

 ※大人から子供までたくさんの方々にお聴きいただきたい。

2022年9月10日(土)13:00~

  西坂公園にて記念式典(元和の大殉教のお話)

  その後、中町教会へ向けてロザリオ巡礼

 14:00~ 中町教会にて記念ミサ(参加申し込みが必要)

2022-09-10元和の大殉教400周年記念祭.pdf

※9月10日当日に予定しているミサのライブ配信については、後日、長崎教区ホームページなどを通してご案内いたします。(← 2022年8月1日に追記しました。)