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8月9日 平和祈願祭

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 8月9日、長崎大司教区は「神のいつくしみを共に生き 伝えるために」をテーマに平和祈願祭を行った。今年は、被爆者の高齢化に伴い原爆と戦争を知る人々が少なくなる中、将来を担う子どもたちに原爆や戦争について考えてもらう機会にしようと、子どもの参加を意識した典礼で進められた。

 平和祈願ミサは18時から浦上教会で、髙見三明大司教主司式、駐日教皇大使ジョセフ・チェノットゥ大司教と7教区(札幌・さいたま・名古屋・大阪・広島・福岡・大分)の司教と代表らが参列し、50人余の司祭団の共同司式のもと約900人が参加して行われた。韓国如己の会から中高生を含む22人と広島教区の巡礼団15人余の姿もあった。

 閉祭後、聖堂内でたいまつ行列の出発式があり、被爆マリア像を先頭に、いつくしみの特別聖年にあたって開かれている「いつくしみの扉」を通って外へ。平和公園までの道のりをロザリオを唱えながら皆で行列した。公園では原爆と戦争の犠牲者のために1分間の黙とうをささげた後、中学生が朗読する祈りの意向に心を合わせて祈った。