恒例の「公開典礼講座」を今年も開催する運びとなりました。ここ数年はミサの典礼そのものについて、専門の神父様や講師をお招きして講座を進めて参りましたが、今回は、近年多くの人々の間で関心が高まっている「終活」の問題を取り上げ、「キリスト教の死生観と葬儀」と題して、そこから生じる様々な問題をキリスト教の立場からどう考えたらよいのか、上智大学の講師でもあり日本カトリック典礼委員会の委員、そして「聖書と典礼」の編集長もしておられる石井祥裕先生をお招きしてお話をたまわることに致しました。
長寿社会とはいえ、最近では高齢化が進み、どこの教会でも葬儀を行う機会が増えているのではないかと思います。そうした中で、これからは、なぜ教会で葬儀をしなければいけないのか、最近流行の散骨や自然葬を教会はどう考えているのか、ペットの葬儀を教会はしてくれないのかなど、様々な問題が出て来ることが予想されます。全ての人間がいつかは必ず迎えなければならない「死」というこの問題について一緒に考えていけたらと思います。
神父様方をはじめ、修道者の皆様、そして多くの信徒の皆様に参加していただけたら幸いです。今回の講座が皆様にとって、更により良い典礼の理解と信仰生活の助けとなることを願って、ここにご案内申し上げます。
カトリック長崎大司教区典礼委員会
委員長 下山 盛朗
公開典礼講座「キリスト教の死生観と葬儀」
講師:石井祥裕氏(上智大学講師、日本カトリック典礼委員会委員、『聖書と典礼』編集長)
日時:2018年10月8日(月)10:30~15:00(9:30受付開始)
場所:カトリックセンター・ホール
参加費:500円(当日受付で)
申し込み締切:9月23日(日)
申し込み先:公開典礼講座事務局(Fax 095-841-7732)
問い合わせ先:稲佐教会・下山神父(電話 095-861-0747)
主催:カトリック長崎大司教区典礼委員会